こんにちは
YOGA SALON 🐤ひよこ
kay です
ブログを書いているうちに、長くなっちゃったので今回は前編と後編といたします♡
お仕事の関係で施設入所されている方のご自宅に伺いました
家族が熱を出した。
コロナ検査中で仕事に来れない。
急なお休みの職員が多かった日の事です。
医療介入が必要な方の往診として、ピンチヒッターとして駆り出されました
普段の部署と違うお仕事も、このコロナ禍ではよくあることです。
「高齢化社会」ですから、皆さんの周りでも施設入所している身内の方がいらっしゃるかもしれません。
ひよこ🐤ヨガに来てらっしゃる方にも介護や医療従事者として仕事をされている方もたくさんいますね!
「介護」の考え方も、ここ十数年で大きく変わりました
「介護保険」が導入され特に近年は
共倒れする前に、施設入所してプロの方に介護をお任せしたい!みたいな考え方が多くなってきたようです。
今も地方に行くと
「あそこの家は息子がいるのに、お母さんを施設に入れている。かわいそうだ」
なんて話も聞きますが、それこそ、そのおうちの考え方やライフスタイルによって様々な時代になっているのが現状です
同じ年代のお友達と良い距離感で過ごしたいという方もいれば
プロの手に任せておきたい。
家族に気を使われるのは嫌。
急な体調不良でもすぐに診てくれるところがよいわって方もいますしね。
やっぱり家が一番。
慣れ親しんだところが良いという人もいます。
施設と言ってもいろいろあります
老人保健施設
特別養護老人ホーム
有料老人ホーム
グループホーム
など様々です。
その施設は5階建でコの字型になっており、真ん中にエレベーターがある綺麗な施設でした。
2階フロアは団欒室や食事部屋になっており、各人が自由に将棋を指したりテレビを見たり、くつろぎスペースがありました。
一階の奥には浴室があり、売店まで完備されてます。
各フロアは10くらいの部屋がある様子
ひとつひとつのドアは交互に緑と黄色に塗られています。
まるでワンルームマンションのような個人部屋のドアから、個人の部屋の中に入ると、小さな下駄箱があり、左手にトイレがあり右手にシャワールーム、ミニキッチンとミニ冷蔵庫がついている8畳〜10畳くらいのお部屋となってます
高齢者がダントツ多いのですが、中には障害を持っている若い方も入所されています
その日、順番にお部屋を尋ねると、ほとんど寝たきりの方もいれば、外出届を出してしょっちゅう外出外泊している方もいらっしゃるようです。
壁には誕生日の写真がお決まりのように飾ってあります。
施設職員に囲まれてお手製の金メダルを首からかけられていたり、おめでとう!と色とりどりの冠をかぶっている写真が飾ってあったりします。
午前は施設の方が各部屋を掃除したり、その間に入所の方は食事やレクリエーションに行ったりしているようです。
今日のお仕事は、そこで服薬調整をしたり、体調の相談をしたり、心電図を撮ったり、検査をしたりするのです。
何名かの高齢者の方のお部屋を周り、一番最後の方のお部屋にノックして入ると、いきなりフワリと良い香りがしました
その人は50代前半で自閉症があります。
体調はすこぶる元気そうです
短く刈り上げられた短髪で顔色も良く、私が入室すると、深々とお辞儀をしました。とても丁寧に。
フワリと良い香りの正体は紅茶でした。
コポコポコポコポという良い音をたてながら、紅茶を淹れていました。とても丁寧に。
「とてもいい香りですね!」というと、なんだか恥ずかしそうに「こ、こ、紅茶はぼ、僕の好きなものです」と言いました
私が話しかけるといちいち動きを止めるので、紅茶を淹れ終わるまで私は少し黙っていようと思いました。
こちらが待っている事は全くお構いなしに、彼は最後までゆっくりと丁寧すぎるほど丁寧にカップに紅茶を注いでいます
私は一連の儀式のような作法をボーッと見てましたが気を取り直しお部屋の様子を観察することにしました
今日伺ったどの部屋よりも手を加えられた部屋でした
どのお部屋にも必ず貼ってある、施設職員が壁に貼ったであろう誕生日の写真や家族の写真はどこにも見当たりませんでした。
本棚には沢山の本があり、紅茶のセットが置いてありました。
さらにちょっとびっくりしたのが、四角い部屋の奥にベッドがあり、小さな勉強机があり、入り口にはミニキッチンがある
これは他の方と同じです。
この部屋のど真ん中にすごく大きな長方形の植木鉢が置いてありました。
普通はこんな大きな植木鉢は部屋の隅だったり、窓際に置いたりするだろう。
でもこの人は大きな長方形の植木鉢を部屋の真ん中に置いている。
本来なら、安全面、転倒防止の観点でも
「ここに置くのは危険ですよ!」
などと言うべきだろうか、、と考えてしまうくらいで、はっきり言って植木鉢があるために、かなり生活しずらいのではないかな。と心配になるくらいの違和感がありました。
転倒の心配も無さそうだし、見るからに元気そうだし、何か彼なりの考えがあるのだろう。何かしらのこだわりだろうか。
今日だけピンチヒッターで来たのだから余計なことを言わない方がいいのかな。
理由を聞いてみよう
そんなことを考えていました。
そして、その時気づいたのですが、うすく音楽が鳴っていました
今日伺ったほとんどの方がテレビをつけている人でした
ドクターや私が話しかけても、昼の情報番組を視線が捉えて離さない。
診察も上の空という方もたくさんいます。
なんとなくパチンとテレビをつける習慣なのでしょうか。
しかしこの部屋は紅茶の香りと、邪魔にならない程度の音量でクラッシック音楽が流れています。
そして、ていねいに紅茶を入れている人がいる
それは、仕事で訪れていることを一瞬忘れるような間隔です。
「クラッシックお好きなんですね」
と聞くと
「は、はい。ク、クラッシックは、一番いいです。よく、き、聞きます」
そして部屋の中を順番に説明してくれました。
クラッシックのコレクションCDも見せてくれました
前編はここまで!
続きは後編にすぐアップします
もしお時間あったら読んでいただけると嬉しいです
皆さんと一緒にヨガができること
心から
心から
楽しみにしてます
kayでした
忙しい毎日を送っていると心に余裕がなくなり小さなことでイライラしたり、自分を見失うことがあります。
本来の自分に出会うために、シンプルに[感じること]をすると、生きている喜びや世界に対しての感謝の気持ちが溢れてきます。
心や体の力を抜き人生を楽しめるようになるかもしれません。
いつも一緒にいてくれる自分の心や体とじっくり向き合う時間を一緒に作ってみませんか?